本日、いよいよフェアウェルツアー初日!!大阪公演の日ばい!!
武道館しか行けんばってん、セットリストとか楽しみやね!!
そしてこちらは、VOL.4突入!!!
また時間がある時にでもみちゃんない。
CHEAP TRICK (1997年)
- タイトル: 『Cheap Trick』
- 意味: 彼らのデビューアルバムと同じ、バンド名を冠したセルフタイトルのアルバムばい。
これは、キャリアの途中で再びこのタイトルば使うという、非常に強いメッセージが込められとる。
「原点回帰と自己再定義」:
前作『Woke Up With a Monster』で「自分たちの音楽を取り戻す」という強い意思ば見せたバンドが、その次に選んだのが、まさにデビュー作と同じタイトルばい。
これは、「俺たちはチープ・トリックだ。改めて、俺たちの音楽とは何かば示す」という、強力な「自己再定義」のメッセージば含んどるばい。
商業的な低迷や、外部からの影響、様々な音楽的実験を経て、彼らが改めて「チープ・トリックとは何か」というバンドの核、あるいは「原点」ば見つめ直した結果やと思う。
「成熟と自信の表れ」:
デビュー当時とは違う、長年の経験と実績ば積んだバンドが、あえて再び同じタイトルば使うということは、揺るぎない自信の表れでもあるばい。
「俺たちのバンド名は、もうこれ以上説明する必要はない。
これが、今のチープ・トリックだ」という、成熟したバンドとしての自負が感じられるったい。
「変わらない信念」:
様々な浮き沈みがあっても、彼らのロックンロールに対する情熱や、バンドとしての信念は変わらんとことば、このタイトルを通じて示しとるかもしれんばい。
MUSIC FOR HANGOVERS / ミュージック・フォー・ハングオーヴァーズ (1999年)
- タイトル: 『Music For Hangovers』
- 意味: 直訳すると「二日酔いのための音楽」。
このタイトルは、チープ・トリックのユーモアと、バンドが当時置かれていた状況、そして彼らが提供する音楽の役割について、複数の意味ば含んどるばい。
「ライブ後の余韻と回復」:
チープ・トリックのライブは、いつだって熱狂的でエネルギッシュばい。
そのライブに参戦したファンは、まさに「ロックンロールの宴の後の二日酔い」のような状態になっとるかもしれん。
このアルバムは、そんなライブの熱狂から覚めやらぬファンに向けて、「まだライブの興奮が残っとるんやろう?この音楽で、その二日酔いば癒してやろう」という、バンドからのメッセージとも解釈できるんやなかろうか。
ライブの余韻に浸りつつ、心地よい疲労感ば感じながら聴くのにぴったりの音楽、という意味合いばい。
「過去の栄光と現在の状況への皮肉」:
長年のキャリアの中で、彼らは数々の成功と低迷ば経験しとる。
バンドが過去の成功や、あるいは『Lap of Luxury』のような商業的な試みば経た上で、改めて「自分たちの音楽」ば鳴らし始めた時期のライブ盤ばい。
「二日酔い」という言葉は、過去の「大騒ぎ」(成功や失敗)の後の疲労感や反省、あるいはそれを乗り越えた現在の「落ち着き」ば示唆しとるかもしれんね。
同時に、「俺たちの音楽は、どんな時も、お前たちの二日酔いば吹き飛ばす力があるぜ!」という、バンドの揺るぎない自信の表れとも受け取れるばい。
SILVER / シルバー (2001年)
- タイトル: 『Silver』
- 意味: 直訳すると「銀」。このタイトルは、バンドのキャリアにおける特定の節目と、彼らの音楽が持つ普遍的な価値について、いくつかの意味ば含んどるばい。
「25周年記念」:
このアルバムは、チープ・トリックのバンド結成25周年を記念してリリースされたライブアルバムばい。
シルバー(銀)は、結婚記念日などで「銀婚式(25周年)」ば指すことがあるように、バンドの四半世紀にわたるキャリアば祝う、「銀の節目」を象徴しとると考えられるばい。
25年という長い年月ば乗り越え、今なお第一線で活躍し続けるバンドの功績と耐久性ば称える意味が込められとるばい。
「普遍的な輝き」:
金(ゴールド)ほど派手じゃなかばってん、銀(シルバー)は、どんな時代にも色褪せることのない、普遍的でクールな輝きば持っとるばい。
これは、チープ・トリックの音楽が、時代を超えて多くのファンに愛され続ける、普遍的なロックンロールの魅力ば持っとることを表現しとるかもしれんばいね。
金は一時的な栄光ば意味することがあるばってん、銀はより持続的な価値や信頼性ば象徴しとるとも言えるばい。
「ライブの記録」:
様々なゲストば迎え、キャリアを総括するような豪華なライブの模様が収録されとる。
このタイトルは、その特別なライブの輝かしい記録そのものば示しとるとも言えるばい。
SPECIAL ONE / スペシャル・ワン (2003年)
- タイトル: 『Special One』
- 意味: 直訳すると「特別な一人」ばい。
このアルバムは、前作『Cheap Trick (1997)』から6年ぶりとなるスタジオ作品で、彼らのキャリアが四半世紀ば超えた時期にリリースされとるばい。
このタイトルは、バンドが、ロック界で唯一無二の存在であるという、揺るぎない自信の表ればい。
「唯一無二の存在」としての自負:
長年のキャリア、幾度となく経験した成功と挫折、そして常に変わらぬロックンロールへの情熱。
これらすべてば乗り越えてきた彼らは、まさに「ロック界の特別な一人」と呼ぶにふさわしい存在ばい。
このタイトルは、単なる自画自賛じゃなくて、時代や流行に左右されずに、自分たちのスタイルば貫いてきたバンドの生き様そのものを表現しとると言えるばい。
「ファンへのメッセージ」:
バンドのメンバーが「特別な一人」ばい、というだけでなく、長年にわたりバンドば支え続けてくれた「あなた(ファン)」こそが、特別な一人ばい、という感謝のメッセージも込められとるっちゃなかろうか。
「特別な一人」である彼らの音楽は、彼らの特別なファンにこそ響く、という、バンドとファンの強い絆ば示しとるとも解釈できるばい。
ROCKFORD (2006年)
- タイトル: 『Rockford』
- 意味: 彼らの本当の地元である、イリノイ州ロックフォードば冠したアルバムばい。
これは、長年のキャリアを経て、バンドが改めて自分たちのルーツば見つめ直した、という非常に強いメッセージが込められとるばい。
「偽りのプロフィールからの脱却」:
知らん人もおるかもばってん、彼らはデビュー時、あえて「南フランスで結成」という架空のプロフィールば使っとったとね。
これは、単なるロックンロールバンドじゃない、洒落たヨーロッパのバンドば演出しようとした、初期のユーモアやんね。
ただこれも諸説あって、実は日本のレコード会社の戦略+誤訳って話もあるったい。
ばってん、このアルバムで、彼らはその「偽り」ば乗り越えて、「俺たちは飾り気のない、アメリカのロックフォード出身のバンドだ」という、本当のルーツば堂々と提示しとるばい。
これは、バンドが最も自分たちらしい姿ば見つけ、そしてそれを誇りに思うようになった、揺るぎない自信の表ればい。
「地元への感謝と原点回帰」:
商業的な浮き沈みや、様々な音楽的試行錯誤を経て、彼らが改めて帰るべき場所は「ロックフォード」やったんよね。
このタイトルは、バンドとしての原点、そして自分たちを育んだ地元への深い感謝と愛情ば表しとるばい。
音楽的にも、よりシンプルでストレートなロックンロールば追求したこのアルバムは、彼らの「原点回帰」ば体現しとると言えるね。
そっしってっ、ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
いよいよ次回がこのシリーズ最終回になるけん、たのんばい!!
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