今回は、ドリーム・ポリスから!!!
俺視点で感じたこと、思ったことやけど、みんなはどう思うんやろか?
DREAM POLICE / ドリーム・ポリス (1979年)
- タイトル: 『Dream Police』
- 邦題: 『ドリーム・ポリス』
- 意味: 直訳すると「夢の警察」。このアルバムは、世界的成功を収めた『At Budokan』の直後にリリースされたスタジオアルバムばい。
彼らはこの成功によって、良くも悪くも、多くの注目と期待の目に晒されることになったっちゃんね。
実は、レコーディングはとっくに終わっとって、『At Budokan』が売れたけん、発売がかなり後ろ倒しになったのは御存知のとおり。
「夢を監視する警察」:彼らの音楽が持つポップな魅力は、多くのリスナーにとって「夢」のような存在やったかもしれんばい。
ばってん、その「夢」が大きくなるにつれて、商業的なプレッシャーや、バンドのイメージを守ろうとする周囲の「警察」のような存在も生まれてきたかもしれんっちゃんね。
「夢と現実の狭間」:歌詞には、夢と現実、幻想と真実の境界線が曖昧になるような世界観が描かれとることが多か。
これは、彼らがスターダムに駆け上がりつつあるところで、非日常的な「夢」のような状況と、現実の忙しさや期待との間で揺れ動くバンドの内面ば反映しとるとも解釈できるばい。
「監視社会への風刺」:単にバンドの内面だけでなく、当時の社会情勢や、個人の自由が監視されるような風潮への、ロックバンドらしい風刺も込められとるかもしれんね。
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ALL SHOOK UP (1980年)
- タイトル: 『All Shook Up』
- 意味: 「心も体もぶっ飛んだ」「大騒ぎになった」「興奮してワクワクしとる」「心が揺さぶられる」とかまぁだいたいこんなんやろう。
もちろんエルヴィスの曲から来てるんやろうとはみんな知っとろうけど。
プロデューサー交代の背景:
前作『Dream Police』の制作が多忙を極めた中で、バンド側が新たなサウンドの方向性や、より芸術的な挑戦ば求めた結果、ビートルズのプロデューサーとして伝説的な存在であるジョージ・マーティンば強く希望した、というのは非常に象徴的ばい。
レコード会社は、ヒットの方程式を知るトム・ワーマンとの継続を望んどったけん、このプロデューサー交代劇そのものが、バンドとレコード会社の間での大きな「動揺」や「綱引き」があったことを示しとる。
バンドとしては、武道館での成功を経て、「次は何ばすべきか?」「どうすれば自分たちの音楽をもっと進化させられるか?」という、内面的な「動揺」と「探求」があったと推測できるばい。
音楽的実験と変化:
ジョージ・マーティンば迎えたことで、サウンドはより洗練され、オーケストレーションが導入されるなど、それまでのチープ・トリックとは一線を画す実験的な楽曲が増えとるばい。これは、バンドが「これまでのイメージからの脱却」ば図り、「世間ば揺るがす」ような新しいサウンドば作り出そうとした表れかもしれん。
結果として、ファンや評論家の間でも賛否両論を呼ぶ作品となったことも、このタイトルが示す「大騒ぎになった」という状況に繋がっとると言えるかもしれんばい。
ONE ON ONE / ワン・オン・ワン (1982年)
- タイトル: 『One On One』
- 邦題: 『ワン・オン・ワン』
- 意味: 直訳すると「一対一」。このタイトルは、トム・ピーターソンという重要なメンバーが脱退し、リック、ロビン、バン・Eというほぼ3人体制で初めてのスタジオアルバム(ジョンブラントは3曲のみ演奏)となった背景ば考えると、いくつかの意味で捉えられるばい。
「戦い」への示唆: 「一対一の勝負」というニュアンスは、バンドが直面しとった困難な状況ば表しとるかもしれんばいね。
メンバーの脱退、商業的なプレッシャー、そして新たな音楽的挑戦。
これらすべてに対し、バンドが「真正面から一対一で向き合う」という決意の表れとも解釈できるばい。まさに「ヤケクソ感」にも繋がる、「やってやるって!」という気概ば感じさせるばい。
これは、ピートコミッタがレコーディングの途中で抜けて、リックがベースを録音し直したってエピソードからヤケクソ感とあえて書いてみた。
シンプルなロックへの回帰: 前作の実験的なサウンドから一転して、このアルバムはよりシンプルでストレートなハード・ロック・サウンドへと回帰しとるばい。
もちろん時代を反映した、シンセや打ち込みとかもあるばってん。
これは、余計な装飾ば排して、バンド本来の「一対一」のロックンロールで勝負する、という姿勢ば示しとるとも言えるばい。
新たな結束: 不安な状況下で、残された3人のメンバーが、より強固な「一対一」の信頼関係で結ばれて、バンドとして再出発する、というメッセージも込められとるかもしれんばいね。
NEXT POSITION PLEASE (1983年)
- タイトル: 『Next Position Please』
- 意味: 直訳すると「次(の体勢)をお願いします」。
このタイトルは、トム・ピーターソン脱退後のバンドが直面した困難な状況、そしてそこからの脱却と模索の時期を、バンドらしい皮肉とユーモアを込めて表現しとるばい。
「写真撮影の指示と模革索」:
これは写真館などでカメラマンが被写体に対して「次はこのポーズでお願いします」と指示する際の表現ばい。
バンドがトム脱退後の厳しい状況に置かれる中で、レコード会社や世間、あるいはファンといった「カメラマン」から、「チープ・トリック、次はどんな音楽で来る?」「次はどんなヒット曲ば出してくる?」という、期待や、レコード会社からのヒットのプレッシャーという名の「ポーズ」ば次々と要求されとった状況ば示唆しとるばい。(あのモーターズのカバーはレコード会社からむりくり入れられたのは有名な話)
バンド自身も、失ったピースば埋め、新たな活路ば見出すために、様々な音楽的アプローチやスタイルば試し、「今の俺たちに一番似合う、次の体勢(=音楽性)」ば必死に探しようとしよった時期ばい。
「皮肉と挑戦」:
「Please(お願いします)」という言葉には、どこか自嘲的な響きや、厳しい状況への一種の開き直り、あるいは「やってやるって!」というユーモラスな挑戦が込められとる。
前作の実験性からさらに一歩踏み込み、よりバンド本来の個性が光る楽曲群は、商業的な成功とは裏腹に、バンドの音楽的自由度が高まった証拠であり、まさに「次なる挑戦」ば体現しとるばい。
次はジャック・ダグラスプロデュースのスタンディング・オン・ジエッジから。
たのんばい!!
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